サラウンドヘッドホンを利用したDTM 5.1ch環境構築2

というわけで第二弾です。

 

■サラウンドヘッドホンの種類について

 

今回はまず、サラウンドヘッドホンについて簡単に説明しようと思います。

サラウンドヘッドホンですが、大きく分けてリアルサラウンドデジタルサラウンドの2つ有るそうです。

 

 

  • リアルサラウンド

 

リアルサラウンドとは、ヘッドホンの中にスピーカーが複数個入っているものとなります。利点は定位感がデジタルサラウンドに比べハッキリ判るそうです。欠点は音質が良くないとのこと。

これは私がインターネットで調べた物で体感したわけではないです。いくつか家電量販店を回りましたが、リアルサラウンドのヘッドホンが視聴できるブースはありませんでした。音質と定位感については想像の域を出ないので、気になる方は実際の耳で確かめてみることをおすすめします。

(言えば聞かせてくれるところもあると思うので。)

これらはどちらかというとゲーム用途の物が多い印象です。スカイプ用のマイクが付属している物もありますし・・・

 

 

  •  デジタルサラウンド

 

デジタルサラウンドとは、通常使用するヘッドホンと同様にヘッドホンの中にスピーカーが二つ入っているヘッドホンです。専用のプロセッサがあり、人間の聴覚の仕組みを利用して擬似的に5.1chと同じ音場を作成するといった物です。リアルサラウンドに比べて音質が良いと一般的に言われています。

通常のヘッドホンと同じ物なので、プロセッサさえ通せばどのヘッドホンでもサラウンド化出来ると思うのですが、現在市販されているサラウンドヘッドホンは僕の知る限りすべてワイヤレスになっているため、ヘッドホンをいつも使っている物と置き換えるみたいな使い方は出来ません。(一昔前ワイヤードのサラウンドヘッドホンもあったそうです。)

また、ワイヤレスなので混線すると音が途切れたりする恐れがあります。私が試聴したお店では、混線しまくっててまともに聞けませんでした。自宅ではほぼ問題なく聞けているので、家電量販店という特殊な環境なのでそうなったのでしょうが…

 

 

■データフォーマットについて

 

さて、サラウンドで聞くためには音源のデータフォーマットについても知る必要があります。

サラウンドに対応しているデータフォーマットで有名所はドルビーDTSリニアPCMが有ります。調べて戴ければ他にも幾つかあるんですが、DTMをやるという用途に関して考えるならば、選択肢はリニアPCMに対応しているかどうか、ということが重要になります。

というのも、ドルビーやDTSというフォーマットに、DAWが対応している事を明言していません。レンダリングというか、最終的に書き出すフォーマットで対応している場合もあるかと思いますが、リアルタイムで作業する際に変換するのは考えにくいですね。

 

というわけで、リニアPCMに絞って説明します。

リニアPCMとは、簡単に言うと無圧縮のデータ、です。ですので、通常2ch分の転送しかできないところに5.1ch分のデータを転送する、といった圧縮を行っていませんので、送受信する端子が限定されてしまいます。たとえばDTSやドルビーなんかは5.1chを光端子(S/PDIF)でやりとりすることが出来るのですが、リニアPCMでは2chしか送れないといったデメリットがあります。

現在リニアPCMを5.1ch転送できるのはHDMIケーブルとなります。

 

では、次回は実際の機材について書きます。