サラウンドヘッドホンを利用したDTM 5.1ch環境構築1

経緯

今回はDTMでの5.1ch環境について記事を書こうと思います。



なんで5.1chなのかというのは特に深い意味はなく、先日、間違えてDTSフォーマットのCDを買ってしまい、

普通に聞くと砂嵐しか聞こえないというので困っていたところ、FPS(ゲームのジャンルの)を嗜む後輩が

最近なら8000円ぐらいからサラウンドヘッドホンが手に入る、ということを聞き

それ使えば5.1chのMixも出来るんじゃね?と思い手を出してしまった次第です。

丁度私の使ってるDAWCubaseは5.1chに対応しているし…

そもそも5.1ch環境って?

そもそも5.1ch環境って何よ?って話から入ります。

5.1ch環境は、所謂サラウンドという奴です。電気屋さんとか行くと、ホームシアターという物が売ってますよね。

アレです。

スピーカーが沢山置いてあって、その中で映画を見れば映画館並みの迫力有る音声が得られるという奴ですね。



実際は7.1chとかもあるので、必ずしも5.1chでは無いのですが。



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我ながら適当すぎる図ですが、こんな感じにスピーカーを並べて、左右だけでなく、後方からの音も再現しようという録音形式です。

図にもあるとおり、5.1chというのは、スピーカーの数、と捉えて貰って問題ないです。

正面、前方右、前方左、後方右、後方左、それぞれにスピーカーがあります。これを一つ1chと数えて、五個なので5ch

で、サブウーファーが一つ置いてあります。サブウーファーは、普通のスピーカーでは表現しきれない低域部分の音を再現するためのスピーカーです。

サブウーファーの帯域(音程の幅)が低域のみと非常に狭いため、これを0.1chとして、合計で5.1chとなります。



ちなみに、我々が普段聞いている音楽はステレオといい、左右のスピーカーで鳴らすので2chとなります。

モノラルの場合は、スピーカーが一個なので1chとなります。

(余談ですが、正確にはモノラルは”一個のマイクで録音した物を一つのイアフォンで聞くこと”を指すそうです。スピーカーで聴く場合はモノフォニックというらしい。)



ちなみにサラウンド環境を持っている人、、というのを僕は未だかつて見たことがないです。

欧米ではそこそこ普及してるらしいんですが、日本では住宅事情からか、あまり普及してないらしいですね。

あと、メディアのフォーマットもいろいろあります。

後々軽く説明しますが、DTS、ドルビー、AACリニアPCM等々。

フォーマットがいろいろある、というのは買う側にとってデメリットしかないですよね、、

このソフトが聞きたいのに、このフォーマットには対応していない、とか有りますし。。。

何よりも、新しいフォーマットが主流で使われるようになって、せっかく揃えたシステムが使えなくなった!とかなると目も当てられません。

結構高いですからね、サラウンドの環境。スペースも取るし。


サラウンドと音楽について。

で、ぶっちゃけサラウンド環境って音楽と関係有るの?って話ですが。

結論から言うと、ほぼ無いです。



のっけからアレですけど、サラウンドで普及しているのって、やはり映画なんですよね。

オーディオが好きな人でも、サラウンド環境を用意している人って少ないと思います。



サラウンドって結構昔から有る技術で、今調べてみたんですが、90年代から普及しはじめてるらしいです。

もう20年近く経っているいうことですね。

で、それだけ歴史有る技術で有るところのサラウンドですが、サラウンド対応の音楽CDは殆どありません。

サラウンドに対応している音楽フォーマットは次のようなモノがあります。



DTS-CDというのは前述した、僕が間違えて買ってしまったCDなのですが、

これはもう、殆ど発売してないですね。



SACDDVD-Audioですが、これらは基本的に専用のレシーバが必要になります。

従来のCDプレイヤーや、ビデオ用のDVDプレイヤーでは再生できない。

そして、収録内容も2chと5.1chと二つのパターンが有るらしいです。

SACD買ったからって、5.1chとは限らないのでご注意を。

まぁ、収録出来るフォーマットはCDに比べ程度が良い物なので、低価格かつ普及したら持ってても良い物だと思うんですが、

ちょっと手が出ないですね・・・

それにソフトも少ないし。



5.1chを使うのって、音楽ではライブDVDが殆ど、といった感じですね。



音を作る側としても、制作環境がまず2ch用途の多い(大抵のプラグインは2ch用途)、

スピーカーを使える環境でなければ制作できない、聞ける環境を持っている人が少ない(リスナーが少ない)

結局2-mixも作る。等々、二の足を踏む要素が多いです。



5.1chはPOPSの音楽用途というより、ゲームBGMとか、映画音楽とか作る人用の機能なんでしょう。

多分、僕みたいに趣味でDTMやってる人なんかは手を出さない世界かと思います、、、




ここまでネガティブなことばかり言ってますが、まぁ、現実こんな感じなんで、これを読んで環境作ったけど幻滅、

みたいなことになっても責任は取れませんので、ご了承を・・・



実際サラウンド試してみてやはり空間表現には結構利があるとは思います。

次回以降実際の僕のやった環境構築を説明していきますので、

聴いてくれる人がいなくても作ることに意義があるんだ!って気概の方はちょっと読んでみてください。



続く。